米国株

【米国株】アルトリア、フィリップモリスなどタバコ業界の今後は?

中長期投資先としてのアメリカのたばこ産業の今後についてはどうなんでしょうか?

いわゆる高配当株として、あなたも投資していませんか?

例えば、アルトリアグループ(MO)や米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)など、高配当株が並んでいますよね。

こうした株銘柄に今後も投資していけるものかどうか、ちょっと考えてみました。

結論を言えば、たばこ産業は今後も安定的な運営とそれに伴う配当金が期待でき、中長期的な投資先としてみることができる、というものです。

Mさん
Mさん
おらはタバコは吸わないけど、投資先としてみるなら大丈夫ってことだな!

それでは、ちょっと見ていきましょう。

米たばこ産業の今後について

米たばこ産業の今後について、まずは、ネガティブな側面と、ポジティブな側面に切り分けて考察してみることにします。

米たばこ産業のネガティブな側面

Mさん
Mさん
たばこ産業は様々なリスクに直面しているということを説明ていきますよ。
Mさん
Mさん
まずは、アメリカでも喫煙人口がどんどん減っているということ。

まずはアメリカ国内における喫煙人口の減少があげられます。

以下の表をご覧ください。

これは1995年と2017年のアメリカ国内における喫煙人口を表したものですが、20年前に比べて確実に喫煙人口が減っていますよね。

アメリカ喫煙率推移アメリカ喫煙人口(出典:CDCアメリカ疾病予防センター)

アメリカにあっても喫煙人口が減っていることは、単純に考えればたばこ産業にとっては消費者が減るわけですし、打撃になる要素であるということが言えます。

 

Mさん
Mさん
次は当局による規制。
こういうニュースが流れると、瞬間風速的にも株価が乱高下します。

次にあげられるのは、たばこに対する各種の規制です。

アメリカではこれまでたばこを販売してきた大手ドラックストアが販売を取りやめたり、飲食店を含む公共施設などでの喫煙が禁止されているところが多々あります。

また、2018年11月には米食品医薬品局(FDA)が、メンソールが付いたたばこの販売禁止を目指す方針を明らかにするなどの各種の規制やその方針が発表されています。

また、今後とも当局による各種の規制の対象になってくることは間違いないでしょう。

こうした動きは喫煙者(消費者)の行動に制限を加えるものであり、ひいてはたばこ産業にとって、やはり打撃になる動きであるといえますね。

 

さらに注目すべきは、巨額の懲罰的制裁が今後もありうるということです。

2000年にはフィリップ・モリス・インターナショナル(PM)に対するたばこの健康被害への集団訴訟に対して、1450億ドル(16兆円以上!)という巨額の懲罰的制裁を命じる判決が出ました。

また、2014年にRJレイノルズ・タバコ社に対して、「長年の喫煙によって夫が肺がんで亡くなったのは健康被害の危険を隠していた」と訴えた女性に対して、236億ドル(2兆円以上!)の懲罰的制裁を認める判決が出ました。

このような巨額の金額は、いくら巨大とは言ってもたばこ会社のバランスシートを大きく壊すものであり非常に危険です。

今後もこのような巨額な賠償金の判決が出ないとも限らず、これは経営とって非常にリスクのあることではあります。

 

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①アメリカにおける喫煙人口の減少による経営リスク
②各種のたばこに対する規制によるコスト増
③たばこに対する巨額賠償リスク

このように、たばこ業界をめぐる各種のリスクは、その一つ一つが発生すると非常に大きいものとなります。

これらがたばこ業界をめぐるネガティブな側面、つまり投資リスクですね。

ツレ
ツレ
他方で、喫煙の是非はともかく、たばこ産業に投資するポジティブな側面も忘れてはならないよ!

 

米たばこ産業のポジティブな側面

Mさん
Mさん
たばこ業界に投資すべきポジティブな側面を説明します。

ポジティブな側面として、まずはたばこ業界は巨大企業が多く、新規参入企業がない(少ない)ことがあげられます。

新規参入が少ないのは、社会的にネガティブな「たばこ」という産業に参入することと、先にも述べたいざとなった時の懲罰的な賠償金に耐えられないリスクがあると説明できるでしょう。

さらに残っている企業同士でもM&A(合併・買収)により巨大化が進んでいます。

 

また、たばこ産業というのは一般的に言って設備投資が極めて少なく、安定的なキャッシュフローを実現しています。

経営のキャッシュフローは当然プラスとして、追加の設備投資が不要(または少ない)ですから、キャッシュには余裕があるということができるでしょう。

ただし、今後は紙巻きたばこの需要は減少し、電子タバコが主流になってくると、それに対する研究開発費がかさんでくるという予測もあります。

 

そして、最後にたばこには固定的な消費者がいる、ということです。

たばこはなかなかやめられないですよね。また、喫煙人口が減ってもその分、価格に転嫁することにより売上は維持できるということが言えます。

 

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①参入障壁が高く、既存企業は巨大企業であることの安定性
②追加投資などが不要
③固定的な消費者の存在(多少値上げしても価格転嫁)

 

ツレ
ツレ
このポジティブな側面って日本のマーケットにおけるJTにも同じことが言えそうですね。
Mさん
Mさん
その意味で、JT(2914:日本たばこ産業)は長期投資先として優良だと考えられる一因だよね。
JTアイキャッチ
高配当・高利回りのJT株の長期保有投資は非常に魅力的だと思う理由2018年後半より日本市場の相場はやや下向きにぶれていますね。 こうした中、いわゆる高配当銘柄で有名なJT(日本たばこ産業)(29...

 

米たばこ銘柄は高配当銘柄

Mさん
Mさん
投資家にとって最も重視すべきこと。
それは安定した経営と、しっかりとした株主への還元です。

投資するにあたっては、これが最も重視されることですよね。

他の企業に比べてアルトリアグループ(MO)やフィリップモリスなどは極めて高い配当を、しかも連続数十年にわたって株主に還元しています。

高配当&連続配当、まさに投資の本質に迫る=長期保有の大前提の一つでもありますよね。

 

まとめ:たばこ銘柄への投資は悲観的になる必要はない

このように社会的にはネガティブなたばこ産業。

ですが、今後の投資先としては急激な成長は望めないにせよ、安定的な経営がなされるものと期待できます。

安定的な経営が続くこと。

つまり配当が安定的・長期的に我々株主に対して還元されるということですね。

たばこにの規制に関するニュースなどが流れると、たばこメーカーの株価がガッツリ落ちたりします。

でも、そんな時はむしろ良好な企業の株を安価に手に入れられるチャンスでもあります。

こうした時に、積極的に投資するのが、将来的に安定的な配当を我々にもたらしてくれることにつながりますよね。

あなたによりよい未来が訪れますように!

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