米国株

米国エネルギー株と原油価格の関係から今後の動向を予想してみる

原油価格と米国エネルギー株の関係から今後の動向を予想してみる

よく言われるのが原油高(安)とエネルギー関連株の関係ですね。

おそらく米国エネルギー株を買っている人もいると思いますし、日本株でいわゆるエネルギー関連株を買っている人もいると思います。

原油高になるとエネルギー関連株が上がるとか、そういうニュースを見ますが、実際にどういう動向になっているか、ちょっと調べてみました。

米国エネルギー株と原油価格の関係

米国原油価格推移

まずは、以下のチャートをご覧ください。

これはここ10年のWTI原油先物の推移になっています。

WTI原油先物(10年)

WTI原油先物は、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で取引されているWTI(West Texas Intermediate)というアメリカの代表的な原油の先物商品。取引量と市場参加者が多いことから、原油価格の代表的な指標のひとつに数えられています。
(出典:SMBC日興証券より一部抜粋)

この10年で見ると米国の原油価格は2010年頃から100ドルあたりの高値圏にありました。

これは、アラブの春を中心とする中東情勢の不安定化と、わが国でも低金利政策が実施されていますが(2019年現在)、世界的な低金利政策:金融緩和政策の影響によるるものと説明されていることが多いですね。

これが、2015年になるとだいぶ落ちてきます。2016年には40ドルを割って、30ドル台まで落ちています。

この原因は米国のシェールオイル開発による原油のだぶつきが原因とされている一方で、産油国で構成されているOPECが生産量を減産せずに維持を決めたため、低価格が発生したとされています。

さすがにその後、あまりにも安いとして、産油国による協調減産が実施されたため、原油価格も上がり基調でしたが、2018年後半より発生した米中貿易摩擦の影響などから、再度下落していますね。

Mさん
Mさん
原油価格って国際政治・経済の歴史が絡んできて、トレードをやっていないとしても結構面白いですね。

 

米国の主要エネルギー企業の株価動向

それでは、米国の主要エネルギー2社(プラス:ロイヤルダッチシェル)のこの10年の株価動向を見てみましょう。

EXXON MOBIL CORP (XOM)

EXXON MOBIL CORP (XOM)

 

CHEVRON CORP (CVX)CHEVRON CORP (CVX)

 

ROYAL DUTCH SHELL ADR B (RDSB)ROYAL DUTCH SHELL ADR B (RDSB)

 

上から順にエクソン、シェブロン、ロイヤルダッチシェル(オランダ)の大手石油メジャー3社ですね。

だいたいの傾向として、これら大手のエネルギー関連銘柄(石油メジャー)の株価は、おおむねですけど原油価格とリンクしているのではないかと考えることができます。

つまり、こんな感じ。

2010年頃より2014年頃までは良い感じに高値圏。

米国のシェールオイル問題(&OPEC減産せず)が発生してから株価が低迷。

OPECがようやく減産に入ると、少しずつ回復傾向。

Mさん
Mさん
原油価格と欧米せきゅメジャーの株買って、なかなかわかりやすくリンクしていますね!

株価に影響を与える今後の原油価格への影響ポイント

そうすると、エネルギー関連銘柄に一番影響を与えるのが原油価格であるとするのであれば、その動向が気になりますよね。

中東情勢(特にイラン)

特に米国とイランとの関係が気になるところです。

イランと米国が仲が悪いことは知っていますか?

イランに対してアメリカは経済制裁を行っていて、その経済制裁は日本や欧米などの同盟国にも波及しているものなんですが、現時点でイラン産原油については制裁の適用除外になっているんです。

なので、米国のシェールオイルが余っているのにもかかわらず、イラン産原油が市場に出て原油価格が下がっているということになっています。

しかし、今後については、イマイチ予断を許しません。

現在のトランプ大統領の政策がどのようになるのか、その次の政権で対イラン政策がどうになるのか。

それとは別に中東に新たな火薬懸念が発生するのか。

いろいろな不安があると考えられます。

Mさん
Mさん
中東情勢不安となると原油価格が上昇か!?
ツレ
ツレ
さまざまな要因がミックスされるので、そこは一概には言えないですね。
でも、中東情勢の不安定化は原油価格上昇の一因となります。

 

供給・需要面(景気)

もう一つはいわゆる景気ですね。

供給面ではOPEC動向や米国のシェールオイルですが、彼らとしても市場を壊すことはあまり得策でないと考えるでしょうから、市場価格に影響を与えるような行動に出るとも思えません。

また、需要面については、これは米国、欧州、中国などの主要なエネルギー消費国の動向次第ですね。

実際に、2018年後半より発生している米中の貿易摩擦懸念によって原油需要の伸びの懸念が出ていたり、中国やインドの景気減速の影響により原油需要が減ることも予測できます。

ツレ
ツレ
マクロの経済動向にも注意が必要ですね!

米国のエネルギー関連株への投資は有望か?

そもそも、短期的なキャピタルゲインを目的としないインカムゲイン(=配当)目的であるなら、欧米のエネルギーセクターにはかなり有望な銘柄があふれていると思います。

上記で紹介した3社であっても、それぞれ4-5%程度の高配当はありますし、何十年にもわたって配当をし続けている企業でもあります。

したがって、投資してすぐに利益がどうのこうのという投資先ではなくて、長期的に見て安定的な利益が見込める企業群であるんじゃないかと思うところです。

したがって、投資の基本であるbuy&holdを実践していけば長い目で利益を生み出す銘柄群ではないかと思うところです。

さらに、安い時にはしっかりと買い込むという、これもまた投資の王道である方法をとると、結構いいのではないかと感じるところではあります。

実際、エネルギー関連株の株価動向を見ると「これは結構安値水準じゃない」と感じる銘柄もあったりして、そういうところにたんたんと投資していくというのが、基本的な投資スタンスであるべきかと考えられますね。

Mさん
Mさん
結局は投資の基本であるbuy&holdや安い時にしっかりと仕込むってことに尽きるんですよね
ツレ
ツレ
短期的な上げ下げに右往左往することはないですね。たんたんと積み上げ将来的なインカムゲインの増大を目指しましょう!

まとめ:市場動向に右往左往しないで投資をする

結局は、中長期投資の基本である、この定義、「一時の株価に右往左往せず、淡々と積み増していく」に戻るんですよね。

不況になって、株価や投資信託の含み損などが増えても、不況が永遠に続くわけでもないですし、不況の間もその企業は配当を出し続けてくれるわけです。

企業選びは大切でありますが、その点でいってもエネルギー企業だけではなく米国企業全体として連続配当を切らさないという気概を感じます。

市況の動向に右往左往しないで、のんびり投資をして定期的に配当をもらって、仮に不況になっても後々の株価上昇を楽しみに待ちましょう!

あなたによりよい未来が訪れますように!

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