2019年の任天堂株の動きが凄いですね。
特に決算終了後の大暴落は、多くの短期投資家の阿鼻叫喚を生んだようです。
サンバイオもヤバイけど、任天堂もえげつないことになってね?
トイレの個室より…
— Mさん@毎日ブログ書いてます! (@cap_money_free) 2019年2月1日
このような火だるまにならないように…。
また、今後の任天堂の動向について考えたいと思います。
今、この任天堂株を買っていいのかなぁ、っていうところは気になりますよね。
目次
任天堂株が決算後に大暴落、個人投資家の阿鼻叫喚

任天堂株が大暴落を起こしましたね。
まさに、短期でトレードを行っている投資家にしてみたら、阿鼻叫喚の世界ではなかったでしょうか。
私自身は幸いながら、この暴落に巻き込まれずに済みました。
しかし、ネットやTwitterを見ると、短期投資家の阿鼻叫喚が伝わってきて、本当に切ない気持ちになります。
決算後の大暴落:短期の株動向なんて読み切れない!
2019年1月31日、任天堂は決算を発表しました。
決算の内容自体は、非常に良いものであり、売上高は9,972億円で前年同期比で16.4%増加、同じく営業利益や純利益も前年同期比で大幅なプラスでした。
他方で、ニンテンドースイッチの売上自体はよかったのですが、今後の販売予測を2,000万台から1,700万台に下方修正しました。
このニュースが原因なのか、翌2月1日の任天堂株は10%近い大暴落を記録しました。
実際、傾向を見てみると、意外と任天堂株って決算後に値を落とすことがよくあります。
しかし、これは結果であって、なぜそういうことになったのか。
落ちるのは良いがなぜここまで暴落になったのか。
確かにニンテンドースイッチの下方修正があったとしても、業績自体は結構いいものであったと考えられるから不思議です。
AI=人工知能=アルゴリズムが、極端な売り注文を出したのでしょうか。
はっきり言って、個人投資家レベルではその原因なんて探れないでしょう。
また、探ってどうなるという話もあります。
なぜなら現実として株価は暴落をしているんですからね。
一気に大量資金の投入は危ない(資金管理の重要性)
前日までに持っていた株式が10%下落。
凄まじい下げで、1週間くらい前から株式を保有していたトレーダーにとっては、本当に地獄のような下げになっていたと思います。
では、これを避けるためにはどうしたらよかったか。
答えは単純です。
ひとつの銘柄への大量の資金投入を避けるべき
これに尽きる。
短期のトレードの場合、信用取引でのレバレッジなども効かせながら大量の資金を投入しがちです。
しかし、そうしたトレードは本当に危ない。
株価動向なんて言うのは短期では本当に見切ることができません。
日中仕事をしているサラリーマンであるならば、日中のザラ場も確認が難しいですから、急落にもすぐに対応することができません。
また、仮にザラ場を日中見られるとしても、やはりこうした急落を事前に予測することはかなり難しいでしょう。
したがって、長期でじっくりと資産運用というものでなければ、資金管理をしっかりと、あまり大量の指揮を一気に投入という愚は避けたほうがいいです。
1,000株=約3,000万円が10%暴落したら300万円の大損ですが、資産が10億円ある人と3,000万円に全力投球している人を比べたら、そのダメージの差はわかりますよね。

仮にコツコツ投資だったら、株価暴落に伴う被害はどうだったか?
任天堂株は買おうとすると2019年2月はじめ現在で300万円もしますから、そうそう積立、というわけにもいきません。
しかし、あくまでも仮定の話としてコツコツ積立で投資をしていたとすれば、どうなったか。

スマホだとちょっと画面が見えずらいかもしれませんが、ほんの数年前まで同社の株価は1万円から2万円くらいをうろうろしていました。
それがこの2年くらいの間に最大で5万円くらいまで急騰しています。
そして2018年に入ってから長期の下落傾向ですね。
仮に数年前からコツコツと買っていた人なら、平均購入価格も2万円とか2万5,000円くらいでしょう。
それであるなら、今回の暴落であっても、はっきり言って「ちょっしたアクシデントだよね」などとどっしりと構えていられますよね。
やはり、積立・分散・長期というのは最強の投資法ではないでしょうか。
今後の任天堂株の動向はどうなるんでしょうか?

長期保有先としての任天堂株。
今、この時期に手を出していいモノかどうか?
ちょっと気になりますよね。
景気連動と考えるなら下降線か?
任天堂の株価動向は、景気にある程度連動しているとみることができます。

これがこの5年の日経平均株価推移ですが、先ほどの任天堂株価推移と見比べていかがでしょうか?
わりと連動していませんか?
テクニカル的にも任天堂株の動向は下降線です。
また、日本経済のみならず世界経済もやや下振れの傾向があると推測されています。
このことから、今後数年における任天堂株、短期的にはともかく、あくまでも傾向としては、もう少し下に触れていくのかな、ということが推測できます。
- 短期・中期でのキャピタルゲイン(=売却益)なら、ちょっと危ないかも。
- 長期投資として積み立てていくなら、その時々の株価は関係ない。
②であるなら、問題ないですよね。
保有している間もしっかりと配当金は出ますし、仮に今後、株価が大きく下落しても、その時には高かったころに比べたら相対的にたくさんの株数が取得できますからね。
そう考えると、やはり長期投資は最強なのかな…。
まとめ:短期投資の危うさを見た任天堂株の乱高下
まとめます!
- 短期的な株価なんて誰も予想しえない(アルゴリズム?)
- 大量の資金投入は危険/資金管理の徹底
- 任天堂株は景気に連動する傾向があるとするなら、今後、短期的には下落傾向かも
やっぱり短期投資は怖いですよね。
私も相場に参加している感を出すために100万円を予算として用意しています。
つまり、信用取引でレバレッジを利かせれば300万円まで投資できますが、任天堂株は300万円しますから…。食らっていたら30万円の大損。。。怖い。
しっかりとした資金管理の徹底が大切ですね。
まさに、阿鼻叫喚の地獄を見た任天堂株の垂直落下でした。
あなたによりよい未来が訪れますように!