2012年に本格的に始まったアベノミクス。
また、同時に10年近く続いた米国の景気拡大局面。
こうした中、いわゆる富裕層といわれる人たちが増えたとされます。
実際、書店でマネー誌を見ると「私はこうにして資産を増やしました」といった鼻息荒い記事をたくさん見かけます。
羨ましいですね。
では、実際に富裕層とはどういう人たちを指しているのでしょうか。
また、どのようにして我々庶民が富裕層になることができるのでしょうか。
ちょっと考えてみたいと思います。
目次
富裕層の定義と、私たちがどのようにしてなれるのか?
そして、そのあと、どうにやってなれるのか。
あなたもここが一番気になるところですよね。
富裕層とは、どんな人たちなのか? 最近の動向は?
富裕層はどういう人たちのことを言うのでしょうか。
あなたももしかしたら知っているかもしれませんが、有名な野村総合研究所が出したレポートの表を見てみましょう。

スマホだと見にくいかもしれませんが、これによれば、日本における保有資産額の階層は、次の5つに分かれているとされています。
①超富裕層:5億円以上
②富裕層:1億円以上5億円未満
③準富裕層:5000万円以上1億円未満
④アッパーマス層:3000万円以上5000万円未満
⑤マス層:3000万円未満
あなたの世帯はどこに入るでしょうか。
実はこの数年でこの裕福層の割合が非常に増えています。
先にも書きましたアベノミクス効果ですね。
先ほどと同じ表を野村総研がアップデートして発表しています(2018年12月)

日本の富裕層の定義と割合(2017年) 出展:野村総合研究所
これによると、次の通りの増加になっているようです。
※スマホで画面が見ずらい人はこちらを参照くださいね。
①超富裕層:7.3万→8.4万世帯
②富裕層:114.3万→118.3万世帯
③準富裕層:315万→322万世帯
④アッパーマス層:681万→720万世帯
⑤マス層:4173万→4203万世帯
金融資産5億円以上や1億円以上の超富裕層や富裕層の世帯が増しているということがわかりますね。
貯金などでは富裕層にはなれない現実
続いてはちょっと厳しい話をします。
はっきり言って貯金などでは富裕層にはなれません。
国税庁が発表した民間給与実態統計調査(平成29年度)を見てみましょう。
これによれば、平成29年度の平均年収は432万円と言うことです。
あくまでも平均ですが、これを計算すると22歳から60歳まで38年ですから、単純計算で約1億6000万円です。
ですが、当たり前ですが、ここから生活費や子供教育費がかかります。
そこから考えるとどうでしょうか?
もの凄い節制生活を38年間続けて、どのくらいの節約ができるでしょうか。
そのくらいの年数があれば、当然節約効果はものすごいものになります。
節約の仕方にもよりますが、百万単位のレベルになってきたりもするでしょう。
でも、はっきり言って1億円以上の裕福層に至るには、全然届かない。
そうなるためには、年収800万円の旦那さんとそれと同等レベルの奥さまのダブルインカムが必要になってくるでしょう。
さまざまな生活のレベルや教育費などにもよりますが、世帯年収が1500万程度ないと、いわゆる定年の際に1億円くらいの金融資産に至る、と言うことにはならないのではないでしょうか。
そうなると、普通の世帯では、いくら節約して貯金するなどして頑張っても、裕福層にはなれないであろうという厳しい現実があります。
富裕層になるためにはたくさんの方法がある…が。
ですが、普通のサラリーマンが裕福層になる方法は現実的にはあまり多くないです。
普通に思いつくのは、外資系金融機関に転職するとか、起業するなどがありますね。
宝くじを当てるなんて言うのも、我々のような普通の庶民ができる可能性があるものですね。
とはいえ、これらについては普通のサラリーマンではなかなか難しい。
超一流のキャリアがなければ、収入が高い職業には就きにくいし、起業して稼ぐと言ってもなかなか難しいです。
このように普通の生活をしている一般人が富裕層になる方法はかなり限定的ではないでしょうか。
富裕層に近づくための株式投資

それでは我々が裕福層になる、またはそれに近づくためにいちばん近い方法は何でしょうか。
それは、ズバリ言えば株式投資です。
淡々と積み立てることによるインカムゲイン(=配当益)を入れると、長期にわたると相当なものになります。
ものすごく単純な計算をしてみましょう。
30歳から毎年10万づつ60歳までA社の株式を購入したとしましょう。
そうすると株式総額は360万円になりますね。
これは貯金でも同じです。やっぱり360万円。
でも、その間、株式からは配当が出続けることになります。
どうでしょうか。
資産はどんどん膨らむことになります。
そして、最終的には株式が積みあがる=それだけたくさんの配当金が入ることになります。
それはそうですよね。
一年目は10万円でしたが、30年後には360万円に対しての配当利回りがかかってきますからね。
さらに、毎年入ってくるお金も株式購入に充てていたら。。。
複利の力、まさにスノーボール効果、雪だるま式と言うことがわかるでしょう。
仮に富裕層になってもそれを維持しなければならない
仮に貯金や節約だけで富裕層になれたとしましょう。
でも、使ってしまえはお金はなくなります。
しかし、株式投資を続けて、ある程度まとまった株数になれば、その株がまとまった配当を生み出します。
つまり、年数回に分けて(特に米国株式は年4回程度が多い)、まとまった金額の配当金を受け取れることになる、ということです。
そうすると、仮に老後や早期リタイヤしても、あなたの金融資産の減少のスピードはかなり少なくなりますよね。
まとめ:富裕層を目指すために株式投資をしませんか?
このように普通に生活をして、しっかり節約をして貯金をしても、お金を貯めるのは難しい。
むしろ、さまざまな出費も重なり、思うように資産が増えていくどころか、車や家の購入・頭金などで減ってしまうこともあるでしょう。
こうした日々の生活の中にあって、将来の資産拡大を目指すためにぜひ株式投資を始めてみませんか?
富裕層になれなくても、日々の生活費に十分に足せるお金になりますよ!
あなたによりよい未来が訪れますように!